セロトニンをつくる栄養素

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セロトニンを食事で増やすにはまず、セロトニンの材料を知らなければなりません。セロトニンを作り出す材料となる栄養素は、「トリプトファン」「ビタミンB6」です。 そして、セロトニンは血液の中、腸、肝臓、脳内等に存在しますが、うつ等の症状を軽減させるには、脳内のセロトニンの分泌量を増やす必要があります。そのセロトニンを脳内に取り込まれ、使われやすくするのに必要なのが「炭水化物(ブドウ糖)」です。 主にこれら3種類の栄養素をバランスよく摂取することがセロトニンの量を増やすために必要なことであると言えるでしょう。しかし、脳内にセロトニンを取り込みにくくする栄養素もあります。それは「動物性タンパク質」です。動物性タンパク質は体をつくるのに重要な役割を担っていますが、 特に肉類などの動物性タンパク質を過剰に摂取しすぎるとセロトニンが脳内に取り込まれにくくなってしまうので、バランスよく栄養を取るように心がけ、タンパク質はなるべく植物から摂るようにしたほうが良いかもしれません。

セロトニン生成の材料を含む食材

【トリプトファンを含む食材】
豆腐・納豆・大豆・味噌などの豆製品、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、クルミ・ピーナッツ・ゴマなどの種実類、バナナ

【ビタミンB6を含む食材】
 玄米、小麦麦芽、大豆、カツオ、イワシ、サケ、サバ、イワシ、タイ、マグロ、しょうが、にんにく、トウガラシ、アボガド、バナナ

【炭水化物(糖類)を含む食材】
 米類、パン類、麺類、イモ類、バナナ

特に、バナナはセロトニンを合成する材料となる栄養素がすべて揃っている食材です。毎朝のデザートにいかがでしょうか。 また、食事には20〜30分くらいかけて、よく噛んでゆっくりと食べる方がセロトニン神経を鍛え、より効果的にセロトニンを分泌することができるようになります。

SSRIはうつの根本的解決にはならない

うつ病や摂食障害の治療にSSRIという薬が使われています。しかし、この薬は脳内のセロトニンの生成量を増やす働きはありません。脳内での情報のやり取りをする際、セロトニン神経は末端から相手の細胞のセロトニン受容体へ向けてセロトニンを放出します。このときセロトニン受容体に届かなかったセロトニンは再度、元のセロトニン神経に取り込まれ、リサイクルされています。しかし、SSRIはセロトニンを元の神経に再取り込みさせる働きを抑え、分泌されたセロトニンが再度、元のセロトニン神経に戻らないようにすることで、セロトニン自体を神経細胞の間と間に留まらせて、ある意味無理やり 相手の細胞のセロトニン受容体に届けさせようとしているのです。故に、SSRIを飲み続けたからと言って、セロトニンの生成、分泌量が増えるわけでもないので、うつが完全に治るわけではありません。ある意味、その場しのぎな気がしてなりません。また、SSRIには性欲抑制作用などの副作用も確認されています。 やはり、本当に必要であると判断されない限り、使用しない方が良いと思います。薬に頼るくらいだったら、セロトニンの原料となる食物を多く摂取し、セロトニン神経を鍛える運動・呼吸法を実践し、日光を適度に浴びてセロトニン神経を活性化してセロトニンの分泌量を増やす方が賢明だと思います。

セロトニンも過剰分泌には要注意(セロトニン症候群)

脳内のセロトニン濃度が高すぎると、高熱・けいれん・吐き気・頭痛といった副作用を伴う事があります。ひどい場合は死に至ることもあるそうです。特に、SSRI等の薬品との併用が拍車をかけてしまうようです。 セロトニンも一気に分泌量を増やそうとするのではなく、他の脳内情報伝達物質とバランスの取れた状態で分泌されることが望ましいことであると思います。

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